“七生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しちしょう50.0%
しちしよう16.7%
しちしやう16.7%
ななお16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人に歌を読みかけられて返歌をせぬのは七生しちしょうやみに生れるなどということわざのある日本の人、まして匡衡だって中古三十六歌仙の中に入っている男だから
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
私がこんなに思つて死んだ後までも、貴方が堪忍して下さらなければ、私は生替いきかはり死替しにかはりして七生しちしようまで貫一さんをうらみますよ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ころは自分も矢張やはり若くて美しくて、女にすかれて、道楽して、とう/\実家じつか七生しちしやうまで勘当かんだうされてしまつたが、今になつてはころの事はどうしても事実ではなくて夢としか思はれない。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
安房あわの佐久間村の今の大字は大字イ、大字ロ、大字ハというように附けてある。また八王子の附近南多摩郡忠生ただお村・七生ななお村のある大字では字第一号、字第二号というように番号を地名にしている。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)