“じっか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
実家57.1%
十荷14.3%
十顆14.3%
実価14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして踊りまってがら家されで来ておれ実家じっかさ行ってとまって来るがらうなこっちで泣いてたのんでみなよ。おれの妹だって云えばいいがらよ。
十六日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
十荷じっか酒瓶さかがめを用意し、干魚、乾貝ほしがい、川魚、鳥肉、果実、牛酪ぎゅうらく、菜根など、あらゆる珍味を調理して、当日の盛餐せいさんにそなえた。——おそらく、この館の古い厨房が始まって以来の煮炊きであったろう。
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
誰も返事をする人はありませんが、ベーカーは、早くも香椎六郎の前に、むき出しに並べた十顆じっかのダイヤ、燦として星の如く輝くのを見て
天才兄妹 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
幕府にてしもせき償金しょうきんの一部分を払うに際し、かねてたくわうるところの文銭ぶんせん(一文銅銭)二十何万円を売りきんえんとするに、文銭は銅質どうしつ善良ぜんりょうなるを以てその実価じっかの高きにかかわらず