“行衛”のいろいろな読み方と例文
旧字:行衞
読み方割合
ゆくえ83.8%
ゆくゑ12.3%
ゆくへ3.1%
アシドリ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三光稲荷は失走人の足止の願がけと、鼠をとる猫の行衛(ゆくえ)不明の訴(うったえ)をきく不思議な商業(あきない)のお稲荷さんで、猫の絵馬が沢山かかっていた。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
蛙(かへる)の肉(にく)を食(た)べに來(き)た蜂(はち)は餌(え)をくはへて巣(す)の方(はう)へ飛(と)んで行(い)きますが、その小(ちひ)さな蛙(かへる)の肉(にく)についた紙(かみ)の片(きれ)で巣(す)の行衛(ゆくゑ)を見定(みさだ)めるのです。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
終(しまひ)には家養の習慣も忘れ、荒々しい野獣の本性(ほんしやう)に帰つて、行衛(ゆくへ)が知れなくなつて了(しま)つたのである。三日経(た)つても来ない。四日経つても帰らない。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
犯人(ホシ)は、いまのところ女だという予想(ミコミ)なんで、懸命(ガセイ)にその女の行衛(アシドリ)を捜(ヒロ)ってるんだね。……結局
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)