“犯人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほし83.9%
はんにん6.5%
ぼんにん3.2%
やつ3.2%
ホシ3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「その通りさ、こんなに早く犯人ほしが挙がるとは思わなかった。下っ引が二人飛んで行ったから、追っ付けしょっ引いて来るはずさ」
王さまは召使めしつかいをよびだして、きびしくしかりつけました。そして、もしあしたまでに犯人はんにんの名をいうことができなければ、おまえを犯人と考えてばっするぞ、と、おどかしました。
歌よまでうたたねしたる犯人ぼんにんは花に立たせて見るべかりけり
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)
「ウン、今頃は犯人やつ等、千里向うで昼寝してケツカルじゃろ。ハハン。うまくやりおった」
老巡査 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
犯人ホシは、いまのところ女だという予想ミコミなんで、懸命ガセイにその女の行衛アシドリヒロってるんだね。……結局
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)