“予想”のいろいろな読み方と例文
旧字:豫想
読み方割合
よそう61.5%
おもい7.7%
よさう7.7%
アンチシペーション7.7%
テップ7.7%
ミコミ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのとしは、りんごにむしがつかずよくみのって、予想よそうしたよりも、おおくの収穫しゅうかくがあったのであります。むら人々ひとびとは、たがいにかたらいました。
牛女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
仇心あだごころなき身ながらも。その様子の高尚なると。学術のほどのしたわれて。われしらず鼻じろむなるべし。勤もかねて聞き伝え。こうもやなど思いつる予想おもいのほかのおとなしさ。
藪の鶯 (新字新仮名) / 三宅花圃(著)
さく出来栄できばえ予想よさうして、はなかほりひらめくひかりごと眼前がんぜんあらはれた彫像てうざう幻影げんえいは、悪魔あくまに、おびうばはうとして、らず、きぬかうとして、ず、いましめられてもなやまず、むちうつてもいたまず
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
後年のデパートメントストアの予想アンチシペーションであり胚芽エンブリオのようなものであったが、結局はやはり小売り商の集団的蜂窩ほうかあるいは珊瑚礁さんごしょうのようなものであったから
銀座アルプス (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
番組を白眼にらんで賭け馬の選択にかかろう——と言ったって、ナオミ・グラハム夫人は兄が賭人ブッキイをしているのでいろいろ玄人くろうと予想テップが貰えるけれど
犯人ホシは、いまのところ女だという予想ミコミなんで、懸命ガセイにその女の行衛アシドリヒロってるんだね。……結局
金狼 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)