“虫”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
むし99.2%
ちゅう0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひかりは、ほのかにあしもとをあたためて、くさのうちには、まだのこったむしが、ほそこえで、しかし、ほがらかにうたをうたっていました。
丘の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
いままでながもとしきりにいていたむしが、えがちにほそったのは、雨戸あまどからひかりに、おのずとおびえてしまったに相違そういない。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
生まれてからまだ二十日はつかばかりの子山羊を、昼間川上かわかみへつれていって、こんちゅうを追っかけているうち、つい忘れてきてしまったのだ。しまった。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)