“昆虫”のいろいろな読み方と例文
旧字:昆蟲
読み方割合
こんちゅう82.2%
むし6.7%
こんちう4.4%
こんちゆう2.2%
はうもの2.2%
むしけら2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
臙脂虫(えんじむし)、油虫、足長蜘蛛(あしながぐも)、二つの角のある尾を曲げて人をおびやかす黒い昆虫(こんちゅう)の「鬼」。また物語にあるような怪物をも持っている。
その音が、この小さな島の中の、禽鳥(とり)や昆虫(むし)を一時に飛び立たせて、遠い海中(わだなか)に消えて行きました。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
刄物は細刄(ほそば)の匕首(あひくち)、首筋へ突つ立てて、頸動脉(けいどうみやく)を切つた上、肺まで刺した樣子、冷酷無殘な昆虫(こんちう)のやうな離れ業です。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
木立(こだち)よりかこまれてゐる春の小野(をの)昆虫(こんちゆう)跳(は)ぬるだにこの平安(やすらぎ)よ
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
この小さな、緑色に繁茂(しげ)り栄えた島の中には、稀(まれ)に居る大きな蟻(あり)のほかに、私たちを憂患(なやま)す禽(とり)、獣(けもの)、昆虫(はうもの)は一匹も居ませんでした。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
搖(ゆす)りだの騙(かたり)だのとは云つしやる昆虫(むしけら)迄も殺さぬを殺生戒(せつしやうかい)とは申さずや罪なき一人の百姓を打擲(たゝか)んとは出家に似氣(にげ)なき成れ方お釋迦樣は親を殺(ころ)し主(しう)を殺す五逆(ぎやく)の罪人(ざいにん)でも濟度(さいど)なさるゝに此御寺を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)