“小野”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おの40.0%
をの36.0%
をぬ8.0%
おぬ4.0%
ヲヌ4.0%
ヲノ4.0%
淳輔4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小野おの小町こまち几帳きちょうの陰に草紙そうしを読んでいる。そこへ突然黄泉よみ使つかいが現れる。黄泉の使は色の黒い若者。しかも耳はうさぎの耳である。
二人小町 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
また坂田の大俣おほまたの王が女、黒比賣に娶ひて、生みませる御子、神前かむさきの郎女、次に茨田うまらたの郎女、次に白坂しらさか活目いくめ子の郎女、次に小野をのの郎女、またの名は長目ながめ比賣四柱
「田居に」の「に」は方嚮ほうこうをも含んでいる用例で、「小野をぬゆ秋津に立ちわたる雲」(巻七・一三六八)、「京方みやこべに立つ日近づく」(巻十七・三九九九)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
其呪詞の一部が「さねさし相摸サガム小野ヲヌに燃ゆる火の、炎中ホナカに立ちて、とひし君はも」(記)となり、或は「萱な刈りそね」「野をば焼きそ」などゝ、夜の訪れ以外に
右の中、小里は、小里ヲリ出羽守など言ふ、戦国の武人の本貫である。摂津の遠里ヲリ(とほさとではない)小野ヲノなどゝ同類で、折りむ道の意であらうから、りるとは没交渉らしい。
折口といふ名字 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
小野淳輔生らが一条にかゝる事ハ小弟ラ多少の儀論ママ之候。先承り候ニ付、早〻一筆さしあげ候。