“小野鵞堂”の読み方と例文
読み方割合
おのがどう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仮りに、明治の過去に溯って著名な一流書家を例に挙げて見ると、日下部鳴鶴くさかべめいかく巌谷一六いわやいちろく中林梧竹なかばやしごちく小野鵞堂おのがどうなどがそれに当るといえよう。
小野鵞堂おのがどうの書風を更に骨無しにしたような、よくいえば流麗、わるくいえばぬらりくらりした字体で、それがまた不思議なくらい封筒の絵とぴったり合っている。
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
近い例としては市河米庵いちかわべいあん巻菱湖まきりょうこ貫名海屋ぬきなかいおく長三洲ちょうさんしゅう日下部鳴鶴くさかべめいかく巌谷一六いわやいちろく吉田晩稼よしだばんか金井金洞かないこんどう村田海石むらたかいせき小野鵞堂おのがどう中林梧竹なかばやしごちく永坂石埭ながさかせきたい等……みな芸術を解するところがないばかりでなく
書道習学の道 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)