“市河米庵”の読み方と例文
読み方割合
いちかわべいあん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八月十一日、秋も早なかばちかづいた頃林祭酒は重ねてその別墅に竹渓を招いた。この日同じく招かれたものは大窪詩仏おおくぼしぶつ、菊池五山、市河米庵いちかわべいあん安積艮斎あさかごんさいの四人のみであった。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
市河米庵いちかわべいあんも八十歳の高齢ではあったが、同じ病であったかも知れない。渋江氏とその姻戚いんせきとは抽斎、宗右衛門の二人ににんうしなって、五百、安の姉妹が同時に未亡人となったのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
近い例としては市河米庵いちかわべいあん巻菱湖まきりょうこ貫名海屋ぬきなかいおく長三洲ちょうさんしゅう日下部鳴鶴くさかべめいかく巌谷一六いわやいちろく吉田晩稼よしだばんか金井金洞かないこんどう村田海石むらたかいせき小野鵞堂おのがどう中林梧竹なかばやしごちく永坂石埭ながさかせきたい等……みな芸術を解するところがないばかりでなく
書道習学の道 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)