“姻戚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いんせき96.7%
みより3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
涌谷も松山も、雅楽頭と一ノ関との姻戚いんせき関係をにらんでいた。すなわち、兵部の子の東市正いちのかみの許婚者が、雅楽頭の夫人の妹であること。
重喜のすぐ先代をみても、一女は花山院大納言だいなごんの正室に、また鷹司家たかつかさけ醍醐大納言だいごだいなごん中院中将ちゅういんちゅうじょうなどとも浅からぬ姻戚いんせきの仲であった。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
勘次かんじ近所きんじよ姻戚みよりとのほかには一ぱんさなかつたがそれでもむらのものはみなせんづゝつてくやみにた。さうしてさつさとかへつてつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
勘次かんじころからおしなのいふなりにるのであつた。二人ふたりとほくはけないので、隣村となりむら知合しりあひとうじた。兩方りやうはう姻戚みよりさわした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)