“持”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
76.1%
もち7.3%
5.2%
もつ3.6%
もっ3.5%
もた1.7%
もて0.7%
0.7%
たも0.4%
0.4%
0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるごろからなかのいい三にんは、つれあって、ちの田川先生たがわせんせいをおたずねしたのであります。
世の中へ出る子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
しばらくすると、またおとなりくに殿様とのさまから、信濃国しなののくにへお使つかいが一つのたまってました。
姨捨山 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
如何にも研究熱の旺盛な余りに出たらしい脂切あぶらぎった口調で、柔らかく、固くもちかけて来たもんだから吾輩ウッカリ乗せられてしまった。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
かへすがへすあさましきことなり、だい一は不憫ふびんのことなり、中々なか/\高尚けだかこヽろもちそこねて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ここに於て南軍は橋南きょうなんとどまり、北軍は橋北に駐まり、あいするもの数日、南軍かて尽きて、を採って食う。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
もっとも俳句界の盛時というべき元禄と天明とで比較すると、元禄はで、天明は京の勝なのですから、全体の上で京の勝というても宜しいのです。
俳句上の京と江戸 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
亭主ていしゅもつなら理学士、文学士つぶしが利く、女房たば音楽師、画工えかき、産婆三割徳ぞ、ならば美人局つつもたせ、げうち
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ぼくはおきぬなしをむいて、ぼくひとりいつてる浴室よくしつに、そつともつれたことをおも
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
夜が明けますと太郎と二郎と二人して、弁当を腰に下げて、杖をもって、草鞋わらじ穿いて、同じ、扮粧いでたちで出掛たのであります。
迷い路 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「此頃は江戸菊えどぎくが大変よくさいているのよ、江戸菊をもって来ましょうねエ。」とお富は首をちょっとかしげてニコリと笑って。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
お前さんの様な優しい人を園の亭主にもたいと思いますとこう云ってね、お前のあねさんが、流石さすがは芸人だけあって様子のいゝ事を云うと思ったが
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
このお千世の着ていたのは、しかしそれではなく、……清葉が自分のをもたして寄越よこしたのであることを、ここで言いたい。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
町子まちこはいとゞ方々かた/\もてはやし五月蠅うるさく、おくさんおくさんと御盃おさかづきあめるに、御免遊ごめんあそばせ
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
思兼神というのは、天照大御神あまてらすおおみかみが岩戸へ隠れたとき、岩戸開きの総計画をお考えになった神様で、「数人の思慮おもいはかを一つの心に兼もてる意なり」といわれる智の神である。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
彼等かれらきた彫刻てうこくやうおのれをして、のないへや肅然しゆくぜんすわつてゐた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
かた國立こくりつ宗教しゆうきようし、ふか祖先そせんげふおもんず
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
その時から今日まで堅くその餞別をたもって居られる人もありまた居られぬ人もあるようですが、とにかくこれらの餞別は確かに私にとっては善い餞別でございました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
古人も「飲食は命をたもちて飢渇を療するの薬なりと思うべし」と言っておられる。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
ソギタテヤリカイテルモアリ、髪ハ掴ミ乱シテ、荒繩ノ鉢巻ナドムズト締メ、熊手、マサカリナド前後ヲカタメ、常ニ同行二十人バカリニテ押通ルヲ
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
マウけ題 よみてて来る歌どもを 神の御前に、ならべもてゆく﹆
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
番「どうも変やと思うていると、あんたお嬢さんが莫大のお金をって逃げやはった、それ故何うもわたいの思うには粂之助がお嬢さまを殺して金子かねを取って、其の死骸を池ン中へほうり込んだに違いないとう考えるのでおす」
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)