“兇状持”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうじょうもち55.6%
きょうじょうも27.8%
きようじやうもち11.1%
きやうじやうもち5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今はめていても兇状持きょうじょうもちで随分人相書の廻ってるのがあるから、迂濶うかつな事が出来ないからさ。御覧よ、今本願寺まいりが一人通ったろう。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「これを御覧ごらん!」とたもとからわらじの先を示して、「ね、このとおり生れ故郷の江戸でさえあたしゃ旅にいるんだ。江戸お構え兇状持きょうじょうもち。 ...
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
鼠のやうに渡れる、恐ろしい人間が居るに相違ない、——江戸ではそんな惡者の話は聽いた事が無いから、多分他國から流れ込んだ、兇状持きようじやうもちの仕業だらう
これが旅役者の兇状持きやうじやうもちで、何んとかの和三郎と言つた大惡黨と判つたのは後のことです。