兇状持きようじやうもち)” の例文
鼠のやうに渡れる、恐ろしい人間が居るに相違ない、——江戸ではそんな惡者の話は聽いた事が無いから、多分他國から流れ込んだ、兇状持きようじやうもちの仕業だらう
あの男は兇状持きようじやうもちだつたんだ。八丁堀と數寄屋橋の間をお百度を踏んでようやく判つたよ。