“ぢ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
語句割合
28.1%
22.3%
15.8%
11.5%
5.8%
2.9%
2.2%
2.2%
2.2%
1.4%
(他:8)5.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「坊ちやん、待つてらつしやいましよ。今きこれを洗つて了ひますからね。あのさつきの人形のお相撲はどうなさいまして?」
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
『それはさうで御座ございますが、最早もうきお帰りになりませうから。』とふさくまで止めやうとした。
節操 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「一度申訳だけに舞台でて、あとは縫ひ返して子供の外套に仕立したてるんだ、型は古いがいんだからね。」
陸稻をかぼめづらしいうち出來できるもんだわ、わりにやけねえが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
あそぶに屈強くつきやうなる年頃としごろなればにやれをはじめに一しゆうには二三かよ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
午後四時過ヸクトリア・ホテルの前に馬を下る。今日の行程七里。エルサレムよりナザレまで約二十七里。急げば二日
中は塗りつぶしたやうに眞つ暗な上、ほこりだらけで蜘蛛くもの巣だらけで、つとして居るのは樂な仕事ではありません。
平次の指さした方、輕業小屋の樂屋口には僅かに殘る雀色の夕あかりの中に、ほの白い顏がつとこちらを見てゐるではありませんか。
「私、おはなしが濟んだらお好きな程らしたり怒らせたりして差上げます。でも、おしまひまで聞いてね。」
追ひかけるのを、彼はらすやうに逃げ廻つた。逃げながら、やがて、家の門口へ来た。
落葉日記 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
「それやあ、有難いが、おめえも、疲れているだろうに、はやく子供にしてやるがいい」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから、しばらく何の声もしませんでしたが、こんどは、赤ん坊に添へをしてゐたお母さまが、
星の女 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
かた國立こくりつ宗教しゆうきようし、ふか祖先そせんげふおもんず
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
叔子しゆくしけいする工夫くふうも亦こゝに在り。
村役人を連れて帰つたいさんが、其夜そのようちに死骸を見付けて、二十二日に領主稲葉丹後守たんごのかみに届けた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
しかし平八郎の言ふことは、年来暗示あんじのやうに此いさんの心の上に働く習慣になつてゐるので、ことわることは所詮しよせん出来ない。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ある日、寮生の一人で坑内雑夫をしている順吉というのが、の手術をするために炭坑病院に入院した。
夕張の宿 (新字新仮名) / 小山清(著)
「たつた一つ、肛門こうもんに油を塗つてあつた。ほんの少しであつたが、これはなどを患つてる人によくある事だから、あまり氣にも止めなかつたが——」
今の我に歌のありやを問ひますななき繊絃ほそいとこれ二十五げん
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
三月みつきおかぬ琴に音たてぬふれしそぞろの宵の乱れ髪
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
また問ひたまはく「汝はうみを知れりや」と問はしければ、答へて曰はく、「能く知れり」とまをしき。
西にしひがしとのわかなるマラツカ海峽かいけうをもいつしかゆめ
僕は、病床びやうしようして看護かんごしてれる
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「そんだが勘次かんじさんは本當ほんたうけえな。のおとつゝあたあ、たえしたちげえだな」といつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
奴等やつら外聞げえぶんわりいからだなんてかしやがつから、れ、なんだとう
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
証拠と云って別にないが、此の迷子札はお前伯父に貰ったと云うが、それは伯父ではない勘藏と云う門番で、それがわしの弟を抱いて散りりになったと云う事をほのかに聞きました、其の門番の勘藏を伯父と云うが、それを知って居るよりほかに証拠はない
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
する病ならばなほして、よく生きなければいけないといはれてゐるのだ。
「さう思ふかい。所が物が本当に分かつてゐなくちやあ駄目だ。あつちのな、あの山の向うに、Senzamani と云ふ一族が住まつてゐる。今の主人の祖父いさんのカルロの遣つた事を聞いて見ると好い。お前もどうせ女房を持つのだから、あれを聞いて置いたら、ためになるだらう。」
センツアマニ (新字旧仮名) / マクシム・ゴーリキー(著)
今の主人の祖父いさんの代で、其人からさつき云つた、あのセンツアマニと云ふ名がはじまつたのだ。手ん坊と云ふのだな。山の葡萄畠が半分はカリアリス家の持物になつてゐた。酒を造るあなぐらが八つあつた。大桶が千以上も据ゑてあつただらう。其頃はフランスでもこつちの白葡萄酒の評判が好かつた。
センツアマニ (新字旧仮名) / マクシム・ゴーリキー(著)
なぜだろう? それにまた、あの目に見えないよその者は、いったいだれなのだろう?……と、そのとき、おばさんのすぐまかで、ぼうっとした緑色の火花が二つ、一瞬ぱっともえあがった。
カシタンカ (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)