“肖”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
89.4%
あや3.5%
あやか2.8%
すがた1.4%
うつ0.7%
そぐ0.7%
ふさわ0.7%
アヤ0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“肖”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸9.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
と冷かに笑うと、河野は人物にず、これには傲然ごうぜんとして、信ずる処あるごとく、合点のみこんだ笑い方をして、
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お庄はどこか父親にているとか、ここが母親に肖ているとか言って、顔をじろじろ見られるのが、むずかゆいようであった。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
北支でも眼先の利いたブルジョアジーや財閥軍閥は、逸早くこの日満側の利潤にあやかるに相違ない。
世界の一環としての日本 (新字新仮名) / 戸坂潤(著)
歴史的伝統の道を外れたものとしての外道として、既成の権威にあやからぬものである限り権威なきものとして、そのような問題は見做され易いのが事実である。
イデオロギーの論理学 (新字新仮名) / 戸坂潤(著)
来会者にはこの瑞兆にあやかるように洩れなく「鶴の子石鹸」を贈呈するほか、夕陽新聞の半額購読券を配布する。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「これはね、昨日きのうある人の銀婚式に呼ばれて、もらって来たのだから、すこぶるおめでたいのです。あなたも一切ぐらいあやかってもいいでしょう」
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
音楽上のユダヤ人らは、はずかしめの衣裳を着せられた後にそのすがたを焼かれていた。
それはミンナのすがたであったし、また肖であるべきだった。
どどいつ端唄はうたなら、文句だけは存じておりますが、といって笑顔になって、それはお花見の船でなくッてはうつりません。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
紫の矢絣やがすり箱迫はこせこの銀のぴらぴらというなら知らず、闇桜やみざくらとか聞く、暗いなかにフト忘れたように薄紅うすくれないのちらちらするすごい好みに、その高島田も似なければ、薄い駒下駄に紺蛇目傘こんじゃのめそぐわない。
妖術 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
はじめ孫とも見えたのが、やがて娘らしく、妹らしく、こうしたところではふさわしくなって、女房ぶりもあわれに見える。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
せめてはそれにアヤかるようにこうするのだと言うたと翁が語られたことがある。
屍体と民俗 (新字新仮名) / 中山太郎(著)