“賢不肖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんふしょう66.7%
けんふせう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人々の智愚ちぐ賢不肖けんふしょうかかわらず、上士は下士を目下に見くだすとふうもっぱら行われて、私は少年の時からソレについ如何いかにも不平でたまらない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
さればこそ習慣は第二の天性を成すといい、幼稚の性質は百歳までともいう程のことにて、まことに人の賢不肖けんふしょうは、父母家庭の教育次第なりというも可なり。家庭の教育、つつしむべきなり。
家庭習慣の教えを論ず (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
それだから、ソロドフニコフの為めには、先方の賢不肖けんふせうなんぞは分かる筈がないのに、只なんとなく馬鹿で、時代後れな奴だらうと思つてゐる。