“智愚”の読み方と例文
読み方割合
ちぐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人々の智愚ちぐ賢不肖けんふしょうかかわらず、上士は下士を目下に見くだすとふうもっぱら行われて、私は少年の時からソレについ如何いかにも不平でたまらない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
妾は愛に貴賤きせんの別なきを知る、智愚ちぐ分別ふんべつなきを知る。さればその夫にして他に愛を分ち我を恥かしむる行為あらば、我は男子が姦婦かんぷに対するの処置を以てまた姦夫かんぷに臨まんことを望むものなり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)