『家庭習慣の教えを論ず（かていしゅうかんのおしえをろんず）』

人間の腹より生まれ出でたるものは、犬にもあらずまた豕にもあらず、取りも直さず人間なり。いやしくも人間と名の附く動物なれば、犬豕等の畜類とは自ずから区別なかるべからず。世人が毎度いう通りに、まさしく人は万物の霊にして、生まれ落ちし始めより、種 …

著者	福沢諭吉
ジャンル	社会科学 > 社会 > 家族問題・男性・女性問題・老人問題
初出	「家庭叢談　第九号」1876（明治9）年10月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約6分（500文字/分）
朗読目安時間	約9分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

否（しか） 直（じき） 出（いだ） 自（おの） 培養（ていれ） 暴（さら） 斯（かか） 毎（つね） 悪（あ） 益（えき） 真（まこと） 溝中（みぞなか） 乃（すなわ） 早晩（いつか） 尠（すく） 何故（なにゆえ） 厭（いと） 頓（とん） 遂（と） 豕（ぶた） 誘（いざな） 則（すなわ） 六（むつ） 稟（う） 暫（しばら） 額（ひたい） 矯（た） 賞（ほ） 程能（ほどよ） 稽古（けいこ） 等閑（なおざり） 精々（せいぜい） 謹（つつし） 縦令（たとい） 能（よ） 謀（はか） 蒙（こうむ） 被（かぶ） 差支（さしつかえ） 仕遂（しと） 何時（いつ） 依（よ） 俟（ま） 做（な） 化物（ばけもの） 喧（やかま） 噛（か） 天稟（てんぴん） 娯（たの） 就中（なかんずく） 瘤（こぶ） 必定（ひつじょう） 憤怒（ふんぬ） 所置（しょち） 挙動（ふるまい） 斯（か） 暇（いとま） 気向（きむき） 然（しか） 犬豕（けんし） 畢竟（ひっきょう）