“培養”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばいよう62.5%
つちかわ12.5%
ばいやう12.5%
つちか6.3%
ていれ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これを草木にたとうれば、みどりやなぎくれないの花と現れる世の変化も思想なる根より起こるものであるから、なにはさておき根の培養ばいようおこたれない。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
わたしはせめてこのひと培養つちかわれた帝劇の女優たちだけでも、もすこし微意を表して、所属劇場で許さなくとも、女優たちの運動があって、かの女の最終の舞台を飾り
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
こと青年輩せいねんはい身心しん/\發育はついく時代じだいにあるものには、いまよりこのはふ實行じつかうして體力たいりよく培養ばいやうし、將來しやうらい大成たいせいはかことじつ肝要かんえうならずや。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
さほど大事だいじなものならば、日に千人の小賊しょうぞくりくして、満圃まんぽの草花を彼らのしかばね培養つちかうがよかろう。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
されどもくその萌芽を出して立派に生長するとしからざるとは、単に手入れの行届くと行届かざるとにるなり。即ち培養ていれの厚薄良否に依るというも可なり。
家庭習慣の教えを論ず (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)