“つちか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
97.3%
土培1.4%
培養1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、彼に似気にげない謙虚で言った。——が尊氏は、多年つちかっていた沃野よくや鎌入かまいれをしたまでのこととし、すぐ、別なむねを言いだしていた。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
僕は妻のヒステリをもって菊子の毒眼を買い、両方の病気をもってまた僕自身の衰弱を土培つちかったようなものだ。
耽溺 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)
さほど大事だいじなものならば、日に千人の小賊しょうぞくりくして、満圃まんぽの草花を彼らのしかばね培養つちかうがよかろう。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)