“鎌入”の読み方と例文
読み方割合
かまい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、彼に似気にげない謙虚で言った。——が尊氏は、多年つちかっていた沃野よくや鎌入かまいれをしたまでのこととし、すぐ、別なむねを言いだしていた。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
タウボシ一名「大唐米だいとうまい」などという稲は、多産強健なれども原種に近いためか、とくに実のこぼれやすい性質をもっていて、鎌入かまいれにも不便があり、穂のままで貯蔵をした時代ならば
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)