“鎌子”の読み方と例文
読み方割合
かまこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分は天の冥加みょうがに叶って今かくとうとい身にはなったが、氏も素性もないものである、草刈りが成上ったものであるから、いにしえ鎌子かまこ大臣おとど御名おんなよすがにして藤原氏になりたいものだ。
魔法修行者 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
御英邁なる中大兄皇子を中心とする中臣鎌子かまこ(後の藤原鎌足)、蘇我倉山田くらやまだ石川麻呂、佐伯子麻呂さへぎのこまろ等の活躍に依つて、皇極天皇の四年六月、入鹿は大極殿に於て、誅戮ちゆうりくを受けたのである。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)