“中臣鎌子”の読み方と例文
読み方割合
なかとみのかまこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘇我時代の中臣鎌子なかとみのかまこの子孫は、王朝時代には藤原氏として大族をなし、代々、高官の地位を独占し、権勢をふるった。その一族は、いずれもみな、自家本位の人びとであった。
のちに天皇天智てんちとなった中大兄皇子なかのおおえのおうじが、その人であった。レジスタンス式の気力をそなえた人物であったにちがいない。その人は、中臣鎌子なかとみのかまこと共謀して、蘇我氏の権力を奪うことを企てた。