“中臣志斐媼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ナカトミノシヒノオムナ60.0%
なかとみのしいのおむな20.0%
なかとみのしひのおむな20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
郎女たちの居る女部屋ヲンナベヤまでも、何時イツもづか/″\這入ハヒつて来て、ハバカりなく古物語りを語つた、あの中臣志斐媼ナカトミノシヒノオムナ——。あれと、おなじ表情をして居る。其も、モツトモであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
郎女たちの居る女部屋までも、何時もずかずか這入って来て、はばかりなく古物語りを語った、あの中臣志斐媼なかとみのしいのおむな——。あれと、おなじ表情をして居る。其も、もっともであった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
藤原南家にも、常々、此年よりとおなじやうなおむなが出入りして居た。郎女たちの居る女部屋までも、何時もづか/\這入つて来て、憚りなく物語つた。あの中臣志斐媼なかとみのしひのおむな——。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)