“天智”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんじ37.5%
てんち37.5%
てんぢ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白鳳時代は天智てんじ天皇より、元明天皇平城京遷都までをう。その盛期が天武天皇の御代にあることは云うまでもない。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
のちに天皇天智てんちとなった中大兄皇子なかのおおえのおうじが、その人であった。レジスタンス式の気力をそなえた人物であったにちがいない。その人は、中臣鎌子なかとみのかまこと共謀して、蘇我氏の権力を奪うことを企てた。
橘夫人は天智てんぢ時代に生まれ、天武時代にその若き恋の日を送り、持統時代の文武もんむ帝の養育者となり、文武時代に光明后を産んだ人である。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)