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鎌鼬
ふりがな文庫
“鎌鼬”の読み方と例文
読み方
割合
かまいたち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かまいたち
(逆引き)
「お松を殺した刄物は、此處にある筈だ、若し此處に何にもなかつたら、お松は水の中で
鎌鼬
(
かまいたち
)
に逢つたとでも思はなきアなるまい」
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
黒旋風
(
こくせんぷう
)
のようなものが、後ろの浜屋の天水桶の蔭から捲き起ったと見ると、米友の背後から、さながら
鎌鼬
(
かまいたち
)
のように飛びついたのです。
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
それは鎌いたちに違いないと人々は言っていたが、その
鎌鼬
(
かまいたち
)
という名のことで、
赤星重右
(
あかぼしじゅうう
)
のことが、どういう屋敷うちでも、口の上にのぼった。
天狗
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
鎌鼬(かまいたち)の例文をもっと
(24作品)
見る
“鎌鼬”の解説
鎌鼬(かまいたち)は、日本に伝わる妖怪、もしくはそれが起こすとされた怪異である。つむじ風に乗って現われて人を切りつける。これに出遭った人は刃物で切られたような鋭い傷を受けるが、痛みはなく、傷からは血も出ないともされる。
別物であるが風を媒介とする点から江戸時代の書物では中国の窮奇(きゅうき)と同一視されており、窮奇の訓読みとして「かまいたち」が採用されていた。
(出典:Wikipedia)
鎌
常用漢字
中学
部首:⾦
18画
鼬
漢検1級
部首:⿏
18画
“鎌”で始まる語句
鎌
鎌倉
鎌首
鎌足
鎌倉河岸
鎌倉殿
鎌髭
鎌田
鎌入
鎌子
“鎌鼬”のふりがなが多い著者
井上円了
江見水蔭
野村胡堂
中里介山
室生犀星
久生十蘭
泉鏡花
寺田寅彦