“培”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つちか91.0%
つち2.6%
つちこ2.6%
つちかひ1.3%
つちかふ1.3%
やしな1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この地獄は不潔な劣情の焔(ほのお)によりて養われ、悔と悲の烟(けむり)によりて培(つちか)われ、過去の悪業に伴える、もろもろの重荷が充ちみちている。
彼独特の領域にして、北欧の風雪が培(つち)かつた奇峭(きせう)、峻厳、冷酷の気は、あの粗ツぽく力強い筆致に遺憾なく描破されて居る。
文壇一夕話 (新字旧仮名) / 田山花袋、田山録弥(著)
また私は蟻(あり)一ぴきでも虫などでも、それを無残(むざん)に殺すことをようしなくなった。この慈悲的(じひてき)の心、すなわちその思いやりの心を私はなんで養(やしな)い得たか、私はわが愛する草木でこれを培(つちこ)うた。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
種まき培(つちかふ)ことを教え、故に是以地理の事は國家經世の基根とし、志士何ぞ是を精(く)せずんば有べからず。
他計甚麽(竹島)雑誌 (旧字旧仮名) / 松浦武四郎(著)
中村正直(まさなお)訳の西国立志篇を読んだか読まぬかはまだ聞いた事がないが、いずれにしても杉山茂丸事、其日庵主(きじつあんしゅ)の智情意を培(やしな)った精彩が、右に述べたような漢学一(ひ)と通りと、馬琴、為永、経国美談
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)