“怠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おこた53.5%
なま27.9%
だる4.0%
なまけ3.5%
おこ2.7%
2.2%
おこたり1.8%
たゆ0.9%
ずる0.9%
おこたる0.4%
おほろか0.4%
おろ0.4%
ずるけ0.4%
たい0.4%
たる0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だから事件が錯綜纏綿してれながら読者をぐいぐい引込んで行くよりも、其地方の年中行事をりなく丹念に平叙して行くうちに
その逼迫している急場の足もとをつけこみ、故意にけてはそれを揶揄し、いられれば俄然不平を鳴らすというふうであった。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分が六つめの梯子まで来た時は、手がくなって、足がえ出して、妙な息が出て来た。下を見ると初さんの姿はとくの昔に消えている。見れば見るほど真闇だ。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
後で解つたが、名はお芳と云つて、稼ぐ時は馬鹿に稼ぐ、る時は幾何主婦に怒鳴られても平氣で怠ける、といふ、隨分氣紛れ者であつた。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
しい生の歓喜を夢のようにしてしまうと同時に、今の歓喜に伴なう生々しい苦痛もける手段をたらないのである。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
母に近く、部屋の壁にれかゝって池上の息子が後頭部へ腕框をがいながら、るそうに足を前に投げ出していました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
老師といふのは五十格好えた。赭黒光澤のあるをしてゐた。皮膚筋肉とくつて、何所にものないが、銅像のもたらす印象を、宗助けた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
彼の病はだ快からぬにや、薄仮粧したる顔色も散りたるのやうに衰へて、足のげに、すればるるを、思出しては努めて梢をむるなりけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
学校をけて、船で淡島へ渡って、鳥居前、あの頂辺で弁当を食べるなぞはお茶の子だったものですが、さて、この三津、重寺、口野一帯と来ますと
半島一奇抄 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一 女は常に心遣ひして其身を堅くべし。朝早く起き夜は遅くね、昼はずして家の内のことに心を用ひ、べからず。又茶酒多くべからず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
その兄をりて、「一つには天皇にまし、一つには兄弟にますを、何ぞは恃もしき心もなく、その兄をりまつれることを聞きつつ、驚きもせずて、に坐せる」
金銀珠玉はか、文久一枚出て来なかったのです。
古城の真昼 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
また小奇用で、何一ツ知らぬという事の無い代り、これ一ツ卓絶て出来るという芸もない、るが性分でるが病だといえばそれもそのか。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
……その時田沼は感激して、涙を流したということだ。……それだのに私のお父上が、この世を辞してからというものは、千沙汰の限りの態だ。
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
生活の大河は、その火花のような恋、焔のような愛を包括してみなく静かに流れて行く。
愛は神秘な修道場 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)