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怠
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だ
ふりがな文庫
“
怠
(
だ
)” の例文
母に近く、部屋の壁に
凭
(
もた
)
れかゝって池上の息子が後頭部へ腕框を
宛
(
あて
)
がいながら、
怠
(
だ
)
るそうに足を前に投げ出していました。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
真赤な装甲車の背中が、血痕やガラスの破片を踏みにじりながら、穴を開けて静まってしまった街区の底をごそごそと
怠
(
だ
)
るそうに辷っていった。
上海
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
もう一つこの仕事があると思ふと一層
身体
(
からだ
)
が
怠
(
だ
)
るいやうに思はれて、机にもたれて風の吹き廻る庭を見て居た。
古尾谷
(
こをたに
)
さんが見えた
処
(
ところ
)
へ
摩文仁
(
まぶに
)
さんも来た。
六日間:(日記)
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
翌日は雲量零の大快晴であったが、かえって
怠
(
だ
)
れて、マチガ沢でトカゲして午後の汽車で帰京した。
一ノ倉沢南稜
(新字新仮名)
/
松濤明
(著)
「もうお前、ひ
怠
(
だ
)
るてひ怠るて歩けるか。」
南北
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
怠
常用漢字
中学
部首:⼼
9画
“怠”を含む語句
倦怠
怠惰
懈怠
懶怠
怠慢
過怠
惓怠
怠惰者
怠屈
怠業
気怠
緩怠
間怠
倦怠期
懶怠者
怠緩
緩怠至極
倦怠感
倦怠相
怠儀
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