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『南北』
ふりがな文庫
『
南北
(
なんぼく
)
』
村では秋の収穫時が済んだ。夏から延ばされていた消防慰労会が、寺の本堂で催された。漸く一座に酒が廻った。 その時、突然一枚の唐紙が激しい音を立てて、内側へ倒れて来た。それと同時に、秋三と勘次の塊りは組み合ったまま本堂の中へ転り込んだ。一座の者 …
著者
横光利一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「人間」1921(大正10)年2月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約40分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
帰
(
い
)
怠
(
だ
)
汝
(
われ
)
生
(
しょう
)
好
(
え
)
他家
(
ひと
)
殴打
(
う
)
燻
(
く
)
脱
(
はず
)
半日
(
ひんなか
)
叩頭
(
こうとう
)
堪
(
こら
)
私
(
わし
)
縁起
(
げん
)
良
(
え
)
迯
(
のが
)
味
(
み
)
嵌
(
はま
)
弛
(
たる
)
怒
(
いか
)
恐
(
こわ
)
業
(
ごう
)
殴打
(
どや
)
煽
(
おだ
)
狼狽
(
うろた
)
縊
(
くび
)
詰
(
なじ
)
贋病
(
にせびょう
)
踣
(
の
)
蹌踉
(
よろ
)
蹲
(
しゃが
)
逝
(
い
)
馳
(
か
)
何方
(
どちら
)
併
(
しか
)
保
(
も
)
光沢
(
つや
)
冠
(
かぶ
)
利生
(
りしょう
)
功徳
(
くどく
)
却
(
かえ
)
厠
(
かわや
)
反馳
(
はんち
)
叺
(
かます
)
吝嗇
(
りんしょく
)
周章
(
あわ
)
唐紙
(
からかみ
)
喧嘩
(
けんか
)
嚇
(
おど
)
囀
(
さえず
)
夜養
(
よがい
)
幽
(
かす
)
幾宵
(
いくよさ
)
強
(
し
)
恩酬
(
おんしゅう
)
慄
(
ふる
)
憑
(
つ
)
抛
(
ほう
)
担
(
かつ
)
拳
(
こぶし
)
拵
(
こしら
)
放逐
(
ほうちく
)
旭
(
あさひ
)
晒
(
さら
)
柄杓
(
ひしゃく
)
框
(
かまち
)
棹
(
さお
)
椚
(
くぬぎ
)
此奴
(
こいつ
)
母
(
かあ
)
母屋
(
おもや
)
汚点
(
しみ
)
清溝
(
しみぞ
)
漸
(
ようや
)
爆
(
は
)
狡猾
(
こうかつ
)
猾
(
ずる
)
眼窩
(
がんか
)
睥
(
にら
)
碌
(
ろく
)
穢
(
けが
)
竦
(
すく
)
笊
(
ざる
)
筵戸
(
むしろど
)
粥
(
かゆ
)
糸瓜
(
へちま
)
美味
(
うま
)
肴
(
さかな
)
脹
(
ふく
)
自家
(
うち
)
苔
(
こけ
)
苗字
(
みょうじ
)
葛
(
くず
)
藁条
(
わらすじ
)
訊
(
き
)
謀叛
(
むほん
)
謟
(
へつら
)
豪
(
えら
)
軈
(
やが
)
辛辣
(
しんらつ
)