“葛”の読み方と用例
読み方(ふりがな)割合
くず68.7%
かずら15.7%
かづら6.0%
かつら4.8%
かつ1.2%
(その他)3.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“葛”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語7.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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そのすこし前までは白菊を摺箔すりはくにした上衣を着ていたが、今はそれを脱いでただがまの薄綿が透いて見えるくず衣物きものばかりでいる。
〔出典〕武蔵野(新字新仮名)/山田美妙(著)
雨月うげつ物語』の中のいずれの章であったか、れが今度旅から帰るのはくずの葉の裏が白く風にひるがえるころだろうといった意味の文章があった。
〔出典〕大切な雰囲気:03 大切な雰囲気(新字新仮名)/小出楢重(著)
彼らの学問は恐らく地に這うかずらのように広く拡ることができても、天に向って雄々しく伸びてゆくことができないであろう。
〔出典〕語られざる哲学(新字新仮名)/三木清(著)
大谷吉継が予見したように、臨津江の氷は半ば融けかかって居たので、柳成竜工夫してかずらをもって橋をかけたので、大軍間もなく坡州に入った。
〔出典〕碧蹄館の戦(新字新仮名)/菊池寛(著)
この女神は日蔭ひかげかづらを襷にかけ、正木まさきかづらの鉢卷をして、笹の葉を手に持ち、足拍子を取りながら扉の前で踊り出すといふ滑稽さであつた。
〔出典〕桃の雫(旧字旧仮名)/島崎藤村(著)
軒端に近く、横に細長い窓が高くいて、かづらの捲きついた竹の格子が半分だけ未完成の形に殘されてある。
〔出典〕桂離宮(旧字旧仮名)/野上豊一郎(著)
高倉はもと鼠を防ぐために、柱を高くした建物であるが、鼠はその柱に飛びついて、かつらつるのようにめぐりつつ登ってしまう。
〔出典〕海上の道(新字新仮名)/柳田国男(著)
太い大黒柱や、薄暗い米倉や、かつらの這い上った練塀ねりべいや、深い井戸が私には皆なありがたかったので、下男下女が私のことを城下の旦坊様と言ってくれるのがうれしかったのでございます。
〔出典〕女難(新字新仮名)/国木田独歩(著)
諸葛という姓は初めは「かつ」という一字姓だったかも知れない。諸国を通じての漢人中にも、二字姓は至ってまれである。
〔出典〕三国志:06 孔明の巻(新字新仮名)/吉川英治(著)
下女がにほひのするくづちまきを、ふかさらに入れてつてた。
〔出典〕それから(新字旧仮名)/夏目漱石(著)
つたの葉の向うよ。ほらほら、葉がガサガサ動いているわ。……」
〔出典〕地球盗難(新字新仮名)/海野十三(著)
天の八十蔭(天の御蔭・日の御蔭)葛根ツナネなど言ふのは、皆屋の棟から結び垂れたカツラの縄である。
〔出典〕国文学の発生(第二稿)(新字旧仮名)/折口信夫(著)