“葛”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
くず68.9%
かずら14.4%
かづら5.6%
かつら4.4%
くづ3.3%
かつ1.1%
つた1.1%
カツラ1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“葛”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 風俗史・民俗誌・民族誌12.1%
文学 > フランス文学 > 小説 物語9.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
くずの花のなだれ下った斜面から水が洩れていて、低まっていく日の満ちた谷間の底を、日ぐらしの声がつらぬき透っていた。
微笑 (新字新仮名) / 横光利一(著)
くずまとひ、芙蓉ふようにそよぎ、なびみだれ、はなづるひとはなひと
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
彼らの学問は恐らく地に這うかずらのように広く拡ることができても、天に向って雄々しく伸びてゆくことができないであろう。
語られざる哲学 (新字新仮名) / 三木清(著)
王子はもう命がけになって、その声の聞こえた方へ、いばらかずらの中を踏み分けて進んでゆきました。
夢の卵 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
つたかづらおもふがまゝに這纏はひまとふたもん年中ねんぢゆうあけぱなしでとぢたことなく
怠惰屋の弟子入り (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
軒端に近く、横に細長い窓が高くいて、かづらの捲きついた竹の格子が半分だけ未完成の形に殘されてある。
桂離宮 (旧字旧仮名) / 野上豊一郎(著)
高倉はもと鼠を防ぐために、柱を高くした建物であるが、鼠はその柱に飛びついて、かつらつるのようにめぐりつつ登ってしまう。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
太い大黒柱や、薄暗い米倉や、かつらの這い上った練塀ねりべいや、深い井戸が私には皆なありがたかったので、下男下女が私のことを城下の旦坊様と言ってくれるのがうれしかったのでございます。
女難 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
ますしほやき、小蝦こゑびのフライ、玉子焼たまごやきます芙萸ずいきくづかけのわん
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
下女がにほひのするくづちまきを、ふかさらに入れてつてた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
諸葛という姓は初めは「かつ」という一字姓だったかも知れない。諸国を通じての漢人中にも、二字姓は至ってまれである。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
つたの葉の向うよ。ほらほら、葉がガサガサ動いているわ。……」
地球盗難 (新字新仮名) / 海野十三(著)
天の八十蔭(天の御蔭・日の御蔭)葛根ツナネなど言ふのは、皆屋の棟から結び垂れたカツラの縄である。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)