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葛
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かつら
ふりがな文庫
“
葛
(
かつら
)” の例文
高さ五
間
(
けん
)
以上もある壁のような
石垣
(
いしがき
)
ですから、私は驚いて止めようと思っているうちに、早くも中ほどまで来て、手近の
葛
(
かつら
)
に手が届くと
春の鳥
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
麦も
粟
(
あわ
)
も
唐芋
(
からいも
)
も
落花生
(
らっかせい
)
も砂糖黍も食う。高倉はもと鼠を防ぐために、柱を高くした建物であるが、鼠はその柱に飛びついて、
葛
(
かつら
)
の
蔓
(
つる
)
のように
旋
(
めぐ
)
りつつ登ってしまう。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
太い大黒柱や、薄暗い米倉や、
葛
(
かつら
)
の這い上った
練塀
(
ねりべい
)
や、深い井戸が私には皆なありがたかったので、下男下女が私のことを城下の旦坊様と言ってくれるのがうれしかったのでございます。
女難
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
榑
(
くれ
)
と称する
檜
(
ひのき
)
や杉の木の四つわりを、円周にそうた線で厚く竪にわり、それをけずって
円
(
まる
)
い形につなぎあわせ、そとから
葛
(
かつら
)
や竹の輪でしめつけて、底を入れたものが
今日
(
こんにち
)
の桶であり
樽
(
たる
)
であるが
母の手毬歌
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
“葛”の意味
《名詞》
(くず)マメ科のつる性の多年草。根を用いて食品の葛粉や漢方薬が作られる。秋の七草の一つ。
(出典:Wiktionary)
“葛(クズ)”の解説
クズ(葛󠄀、学名: Pueraria lobata subsp. lobata)は、マメ科クズ属のつる性の多年草である。日本では、根を用いて食材の葛󠄀粉や漢方薬が作られ、花は万葉の昔から秋の七草の一つに数えられている。
(出典:Wikipedia)
葛
常用漢字
中学
部首:⾋
12画
“葛”を含む語句
葛城
葛藤
葛飾
葛布
葛原
葛野
葛蘿
葛蔓
蔦葛
葛湯
諸葛亮
諸葛
葛城山
葛飾郡
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蔓葛
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葛西
諸葛孔明
古葛籠
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