“諸葛孔明”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょかつこうめい90.0%
しよかつこうめい10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
綸巾りんきんをいただき羽扇うせんをもって、常に三軍を指揮していたという諸葛孔明しょかつこうめいは、四輪車という物に乗って戦場を奔馳ほんちしていたそうですが」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
諸葛孔明しょかつこうめいの生涯は偉大なる悲劇だ。あんな大人物でありながら自己の全部を玄徳げんとくに捧げたのは感心だ。孔明のえらさは透き徹ったえらさだ。
The Affair of Two Watches (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「もうそつちへくわ、くつだからあしはやい。」「心得こゝろえた。」したのさかみちまがれるを、二階にかいから突切つききるのは河川かせん彎曲わんきよく直角ちよくかくに、みなとふねやくするがごとし、諸葛孔明しよかつこうめいらないか
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
首尾よく欺むき文藏方にて金千百八十兩ぬすみ取しかば仁左衞門は三吉小猿こざるに向ひ斯樣かやうに仕合よくゆき智嚢ちなう古の諸葛孔明しよかつこうめい我朝の楠正成まさしげも及ぶまじとは云ふものゝ是まで夜盜よたう追剥おひはぎ人殺し等の數擧て算へ難し此上盜賊を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)