“河川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かせん87.5%
かわ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
湖は海のごとく、山東さんとう河川かせんを無数に吸いれ、そしてまた山東の外洋へと、そのみなぎりはどこかで吐き出されているらしい。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まだあつ空氣くうきつめたくしつゝ豪雨がううさら幾日いくにち草木くさきいぢめてはつて/\またつた。例年れいねんごと季節きせつ洪水こうずゐ残酷ざんこく河川かせん沿岸えんがんねぶつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
加賀藩では河師というものがあって、鮎の季節や、鱒の季節には、目の下一尺以上あるものを捕るための、特別な河川かわの漁師であって、帯刀を許されていた。
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)