“かせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歌仙26.7%
河川23.3%
火箭13.3%
佳饌10.0%
哥仙10.0%
下泉6.7%
川泉3.3%
架線3.3%
貨泉3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
拜殿の欄間(らんま)には、土佐風(とさふう)に畫(ゑが)いた三十六歌仙(かせん)が行儀よく懸(か)け聯(つら)ねられ、板敷の眞中(まんなか)には圓座(ゑんざ)が一つ、古びたまゝに損じては居なかつた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
まだ暑(あつ)い空氣(くうき)を冷(つめ)たくしつゝ豪雨(がうう)が更(さら)に幾日(いくにち)か草木(くさき)の葉(は)を苛(いぢ)めては降(ふ)つて/\又(また)降(ふ)つた。例年(れいねん)の如(ごと)き季節(きせつ)の洪水(こうずゐ)が残酷(ざんこく)に河川(かせん)の沿岸(えんがん)を舐(ねぶ)つた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
その光は聖壇の蝋燭(ろうそく)から来ているのであって、三稜形をした大燭台の前には乳香が燻(た)かれ、その烟(けむり)と光とは、火箭(かせん)のように林立している小円柱を沿上(へのぼ)って行って
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
早春、崖の南側の陽(ひ)だまりに、蕗(ふき)の薹(とう)が立つ頃になると、渓間の佳饌(かせん)山女魚は、俄(にわか)に食趣をそそるのである。
雪代山女魚 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
 伊達政宗卿(だてまさむねきやう)の御哥に「さゝずとも誰(たれ)かは越(こえ)ん関(せき)の戸(と)も降(ふり)うづめたる雪(ゆき)の夕暮(ぐれ)」又「なか/\につゞらをりなる道(みち)絶(たえ)て雪に隣(となり)のちかき山里」此君は御名たかき哥仙(かせん)にておはしまししゆゑ
翁が臨終(りんじゆう)の事は江州粟津の義仲寺にのこしたる榎本其角が芭蕉終焉記(しゆうえんき)に目前視るが如くに記(しる)せり。此記を視(み)るに翁いさゝか菌毒(きんどく)にあたりて痢(り)となり、九月晦日より病に臥(ふし)、僅(わづか)に十二日にして下泉(かせん)せり。
なによりまず飲み水のことだと、十二人で手分けして焼け山の中段まで探しまわったが、川泉(かせん)はおろか溜り水すらない。
藤九郎の島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
中には階上から川底へ針金(はりがね)の架線(かせん)を渡し、それへバケツを通して、綱(つな)でスルスルと水を汲(く)み上(あ)げるようにしたのもある。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
日本(につぽん)には滿洲(まんしゆう)や北朝鮮(きたちようせん)よりも少(すこ)し後(おく)れて金屬(きんぞく)がはひつて來(き)たらしく思(おも)はれますが、それは今(いま)から二千年(にせんねん)ほど前(まへ)支那(しな)の王莽(おうもう)の頃(ころ)出來(でき)た貨泉(かせん)といふ錢(ぜに)が時々(とき/″\)出(で)るのでわかります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)