“歌仙”の読み方と例文
読み方割合
かせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その多数な「歌仙かせん」や「百韻ひゃくいん」のいかなる部分を取って来ても、そこにこの「放送音画」のシナリオを発見することができるであろう。
ラジオ・モンタージュ (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
拜殿の欄間らんまには、土佐風とさふうゑがいた三十六歌仙かせんが行儀よくつらねられ、板敷の眞中まんなかには圓座ゑんざが一つ、古びたまゝに損じては居なかつた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
一、えき源氏げんじ、七十二候などその外種々の名称あれども多くは空名に過ぎず。実際に行はるる者は歌仙かせんを最も多しとし、百韻ひゃくいんこれに次ぐ。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)