“圓座”のいろいろな読み方と例文
新字:円座
読み方割合
わらふた50.0%
ゑんざ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大殿油おほとのあぶらの灯影で眺めますと、縁に近く座を御占めになつた大殿樣は、淺黄の直衣なほしに濃い紫の浮紋の指貫さしぬきを御召しになつて、白地の錦の縁をとつた圓座わらふたに、高々とあぐらを組んでいらつしやいました。
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
拜殿の欄間らんまには、土佐風とさふうゑがいた三十六歌仙かせんが行儀よくつらねられ、板敷の眞中まんなかには圓座ゑんざが一つ、古びたまゝに損じては居なかつた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)