“大殿油”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おほとのあぶら50.0%
おおとなぶら33.3%
おおとのあぶら16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それともあれは何年か以前、大殿油おほとのあぶら火影ほかげに見た何かの画巻にあつたのかも知れない。
好色 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
御簾のには燈火がないので、うたげの席にともっている大殿油おおとなぶらの穂先が、屏風にさえぎられながら遠く此方側へまたゝきを送っているのであるが
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
若殿様は勢いよく、こう返事をなさいましたが、ふと何か御思い出しなすったように、じっと大殿油おおとのあぶら火影ほかげを御覧になると
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)