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大殿油
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おおとのあぶら
ふりがな文庫
“
大殿油
(
おおとのあぶら
)” の例文
若殿様は勢いよく、こう返事をなさいましたが、ふと何か御思い出しなすったように、じっと
大殿油
(
おおとのあぶら
)
の
火影
(
ほかげ
)
を御覧になると
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
柳桜
(
やなぎさくら
)
をまぜて召して、錦に玉を貫いた
燦
(
きら
)
びやかな
裳
(
も
)
の腰を、
大殿油
(
おおとのあぶら
)
の明い光に、御輝かせになりながら、
御眶
(
おんまぶた
)
も重そうにうち傾いていらしった
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
と、冗談のように
仰有
(
おっしゃ
)
いますと、御姫様はとんと
拗
(
す
)
ねたように、
大殿油
(
おおとのあぶら
)
の明るい光をわざと御避けになりながら
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
殿
常用漢字
中学
部首:⽎
13画
油
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
“大殿”で始まる語句
大殿
大殿祭
大殿堂
大殿様
大殿樣
大殿作
大殿内
大殿廂
大殿籠
大殿中将