“おおとのあぶら”の漢字の書き方と例文
語句割合
大殿油100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若殿様は勢いよく、こう返事をなさいましたが、ふと何か御思い出しなすったように、じっと大殿油おおとのあぶら火影ほかげを御覧になると
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
柳桜やなぎさくらをまぜて召して、錦に玉を貫いたきらびやかなの腰を、大殿油おおとのあぶらの明い光に、御輝かせになりながら、御眶おんまぶたも重そうにうち傾いていらしった
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
と、冗談のように仰有おっしゃいますと、御姫様はとんとねたように、大殿油おおとのあぶらの明るい光をわざと御避けになりながら
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)