“火影”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほかげ95.7%
ひかげ2.6%
あかり0.9%
かえい0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠くの方へ流れてゆく小さなさびしい火影ほかげと三味線の音——小さい者は泣くにもなけない不思議なわびしさに閉じこめられてしまう。
旧聞日本橋:17 牢屋の原 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
火影ひかげを避けんとしたる彼の目の中ににはか耀かがやけるは、なほあらたなる痛恨の涙の浮べるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
二者の間、既にかくごとし、風声鶴唳ふうせいかくれい、人あい驚かんと欲し、剣光火影かえい、世ようやまさに乱れんとす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)