“火事”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かじ53.8%
くわじ38.5%
しごと3.8%
パジアール3.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このまちから火事かじて、おりしもつのった海風かいふうにあおられて、一軒けんのこらずきはらわれてしまいました。
黒い旗物語 (新字新仮名) / 小川未明(著)
鐵砲てつぱうなにかも本當ほんたうやうにて、火事かじところもありいくさところもあり、ぼく大變たいへんきなれば
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
平常へいじよう木蔭こかげかぜよけになるばかりでなく、火事かじときには防火樹ぼうかじゆとして非常ひじようやくいへかずに
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
麹町かうぢまち番町ばんちやう火事くわじは、わたしたち鄰家りんか二三軒にさんげんが、みな跣足はだし逃出にげだして
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
宗助そうすけ腕組うでぐみをしながら、もうそろ/\火事くわじ半鐘はんしよう時節じせつだとおもつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
井中よりにはかに火をいだし火勢くわせいさかんにもえあがりければ近隣きんりんのものども火事くわじなりとしてはせつけ
その時分には、私は未だやつと駆け出しの二つ目から中入前にもうやがてならうかと言ふ位のもので、火事しごと師だつたら先づ纏持ちと言ふ様な一番辛い処です。
燕枝芸談 (新字旧仮名) / 談洲楼燕枝 二代(著)
その中に「火事パジアール」という見出しで、表紙も入れてたった十二ページの本が見つかったのでこれはおもしろいと思って試みに買って来た。
火事教育 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)