“大火”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいくわ50.0%
おほび20.0%
たいか20.0%
おおび10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
餘事よじだけれど、大火たいくわに——茅場町かやばちやう髮結床かみゆひどこ平五郎へいごらう床屋とこやがあつて、ひとみなかれを(床平とこへい)とんだ。——これけた。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
餘程よほど大火おほびかなければ、馬籠まごめにてたるごとあとのこすものでない。かまどとか、とか、それくらゐため出來できたのではおそらくあるまい。
はたして、その、このまち大火たいかこりました。そして、ほとんど、まち大半たいはん全滅ぜんめつして、また負傷ふしょうしたひとがたくさんありました。
あほう鳥の鳴く日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
迎え火と送り火の他に、盆のうち大火おおびきまたは火を投げる風習があるか。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)