“遺”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
のこ87.5%
わす6.6%
おく2.1%
おと1.7%
0.3%
つか0.3%
のこっ0.3%
0.3%
オト0.3%
ノコ0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“遺”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸14.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.4%
歴史 > 伝記 > 個人伝記5.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
帆村はねて園長ののこしていった上衣のボタンの特徴を手帳に書き留めて置いたことが役立って大変好運だと思った。
爬虫館事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
と自分は答えたが、まだ余っている餌を、いつもなら土にえて投げ込むのだけれど、今日はこの児にのこそうかと思って、
蘆声 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
手をこまねきて蒼穹を察すれば、我れ「我」をわすれて、飄然へうぜんとして、襤褸らんるの如き「時」を脱するに似たり。
一夕観 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
然して威令の行わるる所、既に前にて後に仰ぎ、聡明の及ぶ所、反って小を察して大をわする。
令狐生冥夢録 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
暫くして忠之は、家老の家には什寶じふはうがなくてはならぬと云つて、家康が關が原の役に父長政に與へた具足を十太夫におくつた。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
また或日海鰱ぶり一尾を携え来って、抽斎におくり、帰途に再びわんことを約して去った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
祖「何ういう事も何もない、父の屍骸しがいかたわらに汝の艶書てがみおとしてあったのが、汝の天命である」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
『アウシュコルン、』かれは言った、『今朝、ブーズヴィルの途上でイモーヴィルのウールフレークのおとした手帳をお前が拾ったの見たものがある。』
糸くず (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
「さ、お前にも五十銭いてくよ。もっとじつはりてえんだが、今言うとおり商売がねえんだから、これで勘弁してくんな。」
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
そのうちに亭主がいて行った銭もなくなりかけるし、女房は弱りきっていた。
世間師 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)
モンマルトルのピオレエの家へ洗濯料を払はずに来たことに気が附いて持つて行つたら、細君のブランシユが寝台ねだいの下からこれが見附かつたと云つて晶子のつかつてた絵具箱を渡してれた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
こんなことが少年の時から私の脳中にのこって居るから、金銭の事については何としても大胆な横着な挙動は出来られません。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
今でも塾にはコンな風がのこって、生徒取扱いの法は塾の規則に従い、不法の者があれば会釈なくミシ/\遣付やりつけて寸毫すんごうさず、生徒に不平があれば皆出て行け
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「そら/\」といひながら、してつて與吉よきちつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
神の威力の永続を希うて、其呪力ある詞章を伝へオトすまい、と努力して来たのであつた。
日本文学の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
原書の「三国志演義」そのままに従えば、五丈原以後——「孔明ハカリゴトノコシテ魏延ヲ斬ラシム」の桟道さんどう焼打ちのことからなお続いて、魏帝曹叡そうえいの栄華期と乱行らんぎょうぶりを描き
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)