“遺詔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いしょう71.4%
いじょう14.3%
イシヨウ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諸州の義士は、かえって、この悲報と遺詔いしょうによって、いちばい奮い立ッてくるかもしれず——尊氏が思うつぼにはまってはなりますまい。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その年の二月武帝が崩じて、わずか八歳の太子弗陵ふつりょうが位をぐや、遺詔いじょうによって侍中奉車都尉じちゅうほうしゃとい霍光かくこう大司馬だいしば大将軍としてまつりごとたすけることになった。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
ソレ臣ノネガウトコロ、唯誓ッテ反国ノ逆ヲチュウシ、以テ先帝ノ遺詔イシヨウニコタエ、世々ノ大道ヲ明ラカニセンノミ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)