“いじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イジョウ
語句割合
以上45.0%
囲繞16.7%
異状15.0%
已上6.7%
異常5.0%
渭城3.3%
圯上1.7%
夷情1.7%
移乗1.7%
移譲1.7%
(他:1)1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この犬ののふり方にはたいていの人のしたや口で言う以上いじょう頓知とんち能弁のうべんがふくまれていた。
以上いじょうのべたところで一ととおはなし筋道すじみちだけはおわかりになったこととぞんじます。
或一事を行う度に生活の中心がその一事に移動して焦点を作り、他の万事は縁暈えんうんとしてそれを囲繞いじょうしている。
母性偏重を排す (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
そのお祖師様やお祖師様を囲繞いじょうしている大智識達の作ったこれらの句は、たしかに俳句の大道を指示したものとしてみることができるのであります。
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
「それはもうたしかですよ。さっきからたびたび、しらべてみたのですが、すこしも異状いじょうはありません。」
青銅の魔人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
駅員には、上り電車がプラットホームに到着しても、車内に異状いじょうを認めない上でないと、乗客出入口のドアを開いてはならないと命令した。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
さてこの土堤に捨てられた角は、日数経て一パーム、もしくはそれ已上いじょう長き根を石だらけの荒地に下す事、草木にかわらず、他に例もなければ訳も別らず。
ことに安心つかまつり候、余は拝面之上匇々そう/″\已上いじょう
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
フハンはうれしそうに先導せんどうしていたが、たちまち耳は張り、地に鼻をつけて、異常いじょうなにおいをかぎだした。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
ともかくも気温や風の特異な垂直分布による音響の異常いじょう伝播でんぱと関係のある怪異であろうと想像される。
化け物の進化 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「これよ、若いの、剣山は渭城いじょうのお庭より少し広いぜ」
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
渭城いじょうの朝雨、軽塵をうるお
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
ろう上に太息せる陳勝、爼辺そへんに大語せる陳平、窮巷きゅうこうに黙測する范増はんぞう圯上いじょうの書を玩味がんみする子房、彼らが時は既に来れり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
外国通商数港御開き相成り候わば、柔弱の御取計にて御国のためにも相成らず、誠実友愛の義をとなえ和親交易を相願う夷情いじょうに基き、御国において御不都合の次第これ有る儀を申しさとし御断り、追て御打払方しかるべしなど
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
「城主宗治むねはるの切腹さえ確約あるならば、五ヵ国移譲いじょうの条件のほうは、いささかなりとも、殿へおねがい申して、こちらも譲歩をお示しいたそう。ともあれ今朝もう一度、吉川、小早川の両将へ、貴僧より切にお扱いを励まれてみぬか。和戦、その上でいずれとも一決いたそう」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その年の二月武帝が崩じて、わずか八歳の太子弗陵ふつりょうが位をぐや、遺詔いじょうによって侍中奉車都尉じちゅうほうしゃとい霍光かくこう大司馬だいしば大将軍としてまつりごとたすけることになった。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)