“宗治”の読み方と例文
読み方割合
むねはる100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、高松城の守将、清水長左衛門宗治むねはるだけは、ひとりその挨拶を欠いて、自分だけはべつなことばで、その拝領物はいりょうものにこたえた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
清水宗治むねはるが高松落城の際の遺言状に算用の重んずべきことを記したこと、秀吉が算家毛利重能しげよしを明に留学させたというのは事実かどうか知らぬけれども、ともかく重能を登用したこと
なぜならば、敵の守将清水宗治むねはるは、籠城と同時に、農民の家族五百余を、城内へ収容していたし、また領外へ分散したものも少なくない。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)