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壠
ふりがな文庫
“壠”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ろう
66.7%
つか
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ろう
(逆引き)
独り封建社会の継児たる智勇弁力の徒が
指点
(
してん
)
して待ちたる動乱の機は来れり。
壠
(
ろう
)
上に太息せる陳勝、
爼辺
(
そへん
)
に大語せる陳平、
窮巷
(
きゅうこう
)
に黙測する
范増
(
はんぞう
)
、
圯上
(
いじょう
)
の書を
玩味
(
がんみ
)
する子房、彼らが時は既に来れり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
〈
壠
(
ろう
)
種の羊西海に
出
(
い
)
づ、羊の臍を以て土中に
種
(
う
)
え、
漑
(
そそ
)
ぐに水を以てす、雷を聞きて臍系生ず、系地と連なる、長ずるに及び驚かすに木声を以てすれば、臍すなわち断ち、すなわち能く行き草を噛む
十二支考:06 羊に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
壠(ろう)の例文をもっと
(2作品)
見る
つか
(逆引き)
昼は
九九
しみらに打
臥
(
ふ
)
して、
夕
(
よひ
)
々ごとには
壠
(
つか
)
のもとに
詣
(
まう
)
でて見れば、小草はやくも
繁
(
しげ
)
りて、虫のこゑすずろに悲し。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
復
(
ふたた
)
びかしこに行きて
念比
(
ねんごろ
)
にとぶらひ給へとて、杖を
曳
(
ひ
)
きて
前
(
さき
)
に立ち、相ともに
壠
(
つか
)
のまへに
俯
(
ふ
)
して声を
放
(
あ
)
げて嘆きつつも、其の夜はそこに念仏して明かしける。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
壠(つか)の例文をもっと
(1作品)
見る
壠
部首:⼟
19画
“壠”を含む語句
墳壠
壠上
新壠
“壠”のふりがなが多い著者
上田秋成
徳富蘇峰
南方熊楠