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壠
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つか
ふりがな文庫
“
壠
(
つか
)” の例文
昼は
九九
しみらに打
臥
(
ふ
)
して、
夕
(
よひ
)
々ごとには
壠
(
つか
)
のもとに
詣
(
まう
)
でて見れば、小草はやくも
繁
(
しげ
)
りて、虫のこゑすずろに悲し。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
復
(
ふたた
)
びかしこに行きて
念比
(
ねんごろ
)
にとぶらひ給へとて、杖を
曳
(
ひ
)
きて
前
(
さき
)
に立ち、相ともに
壠
(
つか
)
のまへに
俯
(
ふ
)
して声を
放
(
あ
)
げて嘆きつつも、其の夜はそこに念仏して明かしける。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
たとへ
七二
泉下
(
せんか
)
の人となりて、
七三
ありつる世にはあらずとも、其のあとをももとめて
七四
壠
(
つか
)
をも
築
(
つ
)
くべけれと、人々に志を告げて、
五月雨
(
さみだれ
)
のはれ
間
(
ま
)
に
七五
手をわかちて
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
壠
部首:⼟
19画
“壠”を含む語句
墳壠
壠上
新壠